【国会アーカイブ】「デジタル教科書の問題を問う(質疑・討論)」参議院議員 後藤翔太 国会質疑 令和8年6月9日 参政党
登壇議員:後藤翔太
参議院
💡 審議要約
紙の教科書限定規定を削除する法案に対し、デジタル教科書化に伴う制度設計や規制の論議が極めて不十分であるという問題意識から質疑が開始されました。
質疑では、医療分野におけるデータ活用(PHR/RWD)、プログラム審査(SaMD)、承認事項の変更管理、サイバーセキュリティ基準(IMDRF)、災害時BCP策定といった先行事例を引き合いに出し、文部科学省の製品レギュレーションに対する認識の甘さを浮き彫りにしました。
政府側は標準仕様策定や検定審議会での検討を進めると答弁したものの、児童生徒の教育環境や全国的平等を守るための制度的担保が欠落しているとして、最終的に参政党の立場から法案反対を表明する着地となりました。
質疑では、医療分野におけるデータ活用(PHR/RWD)、プログラム審査(SaMD)、承認事項の変更管理、サイバーセキュリティ基準(IMDRF)、災害時BCP策定といった先行事例を引き合いに出し、文部科学省の製品レギュレーションに対する認識の甘さを浮き彫りにしました。
政府側は標準仕様策定や検定審議会での検討を進めると答弁したものの、児童生徒の教育環境や全国的平等を守るための制度的担保が欠落しているとして、最終的に参政党の立場から法案反対を表明する着地となりました。
❓ 質疑応答 (Q&A項目)
※タイムスタンプをクリックすると該当箇所の動画が開きます-
問 ── 00:02:35 デジタル教科書の導入に伴い教育の水平的平等と個別最適な学びを両立させるため、媒体軸においても学習指導要領や検定基準に相当する明確な制度設計が必要ではないかと政府の認識を正す。答 ── 00:03:05 媒体に関わらず検定により質を担保するとともに、発達段階等に応じた大臣指針の策定や検定規則の厳格化、実証研究を通じて全国的な教育水準を維持すると答弁。補足 ── 大臣指針や検定内容に未だ不確定要素が多く残されている現状について懸念を示した。
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問 ── 00:06:34 個別最適な学びにおける学習ログ活用と個人情報保護の両立を図るため、医療分野におけるPHR(個人健康情報)やリアルワールドデータの活用制度から学びを得るべきだと質す。答 ── 00:06:52 患者の同意に基づく情報活用やマイナポータル閲覧、匿名加工データの研究提供、次世代医療基盤法に基づく安全管理体制の整備などを進めていると答弁。補足 ── 個人情報保護とデータ有効利用の両立によって医学が進歩している実態を確認し、教育分野への応用を促した。
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問 ── 00:09:31 高度化するデジタル教科書の品質や安全性を審査するため、医療機器プログラム(SaMD)の承認審査における標準化手法や作動確認の仕組みを参考にするよう求める。答 ── 00:09:48 ソースコードそのものの直接確認ではなく、想定される使用場面での作動状況や臨床的有効性・リスク評価などプログラムの全体性能を審査していると答弁。補足 ── 急速に進化するデジタル教科書の適正な審査手法として非常に参考になると指摘した。
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問 ── 00:11:40 デジタル教科書の継続的な品質改善に対応するため、医薬品の承認事項変更管理のように品質への影響度に応じた柔軟かつ厳格な変更手続き制度を導入すべきと提言。答 ── 00:11:58 医薬品では品質影響が大きい変更は事前承認、軽微な変更は事後届出や年1回報告とするなど、影響程度に応じた柔軟な手続きを整備していると答弁。補足 ── デジタル教科書の頻繁な更新や質的管理を制度化する上で極めて有効な知見であると強調した。
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問 ── 00:14:03 デジタル教科書自体の製品レベルでのサイバーセキュリティ確保に向け、医療機器の国際規格(IMDRFガイダンス)やJIS規格の知見を取り入れるよう追及。答 ── 00:14:31 国際ガイダンスを元に薬機法基準へ反映し、JIS T 81001-5-1を活用してセキュリティ要求事項の検証や脆弱性監視などを義務付けていると答弁。補足 ── 文部科学省に欠落しがちな「ものづくり・製品レギュレーション」の視点を強く持つよう促した。
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問 ── 00:16:35 災害時における教育継続(BCM/BCP)の観点から、災害拠点病院等の医療機器・情報システムで義務付けられている BCP 策定要件の具体内容を問い質す。答 ── 00:16:55 BCP策定手引きやガイドラインによりシステム障害・災害時の業務継続計画を求め、責任者配置や保守点検計画を義務付けていると答弁。
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問 ── 00:18:24 医療分野における高度な先進規制事例と比較し、デジタル教科書導入に関する文部科学省のこれまでの議論および制度設計の不十分さを文部科学大臣に厳しく追及。答 ── 00:18:38 医療分野の先行事例は大変参考になると認めつつ、データ標準化、検定・訂正審査のあり方、標準仕様へのセキュリティやBCP実装に向け検討を進めると答弁。
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問 ── 00:20:56 制度設計や規制、デジタルデバイド対策が極めて不十分なまま拙速に推し進める本法案に対し、子どもたちの未来に責任を持てないとして反対討論を行う。答 ── 00:21:07 本法案は紙限定規定を削除するのみで具体的運用を未定のまま投げており、教育体験の格差拡大やシステム問題への備えが欠落しているため容認できない旨を訴えた。補足 ── 拙速な環境変化から子どもたちを守るため、参政党として断固反対の意を表明して討論を締めくくった。