【国会アーカイブ】「国家戦略なきGSC構想東京一極集中を加速!」衆議院議員 川裕一郎 国会質疑 令和8年6月19日 参政党
登壇議員:川裕一郎
衆議院
💡 審議要約
科学技術イノベーション創出の活性化(GSC構想)に関する法案について、東京一極集中を助長し地方の弱体化を招くのではないかという強い問題意識から議論が始まりました。川議員は頭脳流出対策、既存大学との役割分担、東京一等地に巨額の国費を投じて新拠点を新設する必然性の欠如、および撤退ルールの不透明さについて政府の姿勢を厳しく正しました。最終的に川議員は、世界から取り残されたスタートアップ幻想にしがみつくハコモノ行政を厳しく批判し、地方分散型ネットワークへの抜本的な見直しと国民目線に立った国家主権の死守を強く要求して締めくくりました。
❓ 質疑応答 (Q&A項目)
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問 ── 00:00:49 優秀な日本人研究者や技術者の海外への頭脳流出が深刻化する中、外資系環境を都心に再現するだけのGSC構想では日本人が海外資本の下請けに甘んじる危険性があるため、国内定着や帰還を促すキャリアパスなどの具体的な提示を求める。答 ── 00:02:11 頭脳流出への対応は非常に重要であり、国際水準を踏まえた給与水準だけでなく、研究費や設備、共同研究の機会などの研究環境の全体的な条件整備を行い、処遇のあり方についても柔軟に対応できるよう政府として検討する旨を答弁。補足 ── GSC構想の有無に関わらず、平時より優秀な人材が海外に流出しないよう実効性のある強力な流出防止策を講じるべきであると釘を刺した。
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問 ── 00:03:01 国立大学改革や大学ファンドなどの制度改正が並行して進む中で、新設されるGSCと既存の大学・研究機関との役割分担や整合性が極めて不透明であり、現場の混乱を招く懸念について政府の見解を質す。答 ── 00:04:01 GSCの中核拠点には多様な主体が活用できる最新の研究施設を備え、既存の大学や研究機関が国内外のネットワークと結びつく「結節点(ハブ)」として機能させることで、大学のガバナンス改革や研究力強化を後押しするインフラとして貢献する旨を回答。
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問 ── 00:05:18 都心の一等地に巨大な拠点を置く設計はあからさまな東京一極集中モデルであり、地方大学や研究機関から人材と予算を吸い上げて弱体化させるおそれがあるため、地方創生に逆行しない具体的な格差是正策を糾す。答 ── 00:07:07 地方のスタートアップエコシステムと定期的に情報・成果を共有する場を設けるとともに、地域の大学に籍を置いたまま拠点で事業化活動を行える仕組みや、一定の成長後は施設を退去する基準を設けて地方での活動を促す循環を生み出す考えを提示。補足 ── 大臣の弁明を聞いてもなお、結果として地方の弱体化や地盤沈下を招くのではないかという懸念は到底拭い去れないと指摘した。
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問 ── 00:08:28 数百億円規模の公的資金を投じて東京の一等地(約2万6000平米の国有地)に新築のフラッグシップ拠点を建設する政策的必然性が極めて乏しく、定員割れに苦しむ地方大学の遊休キャンパスなど既存の国内リソースを徹底活用する分散型ネットワークのほうが健全かつ合理的ではないかと追及。答 ── 00:11:13 GSCは世界と我が国のエコシステムを繋ぐハブであり、投資家や大学が集積し、空港や都市部へのアクセスが容易で国内外の優秀な人材を惹きつけやすい国際的認知度の高さを総合的に勘案した結果、東京都渋谷区および目黒区の国有地活用が適切であると判断した旨を答弁。補足 ── 他国の中心部拠点の事例が引き合いに出されたものの、事実上のハコモノ行政であり、結果として地方の活力をより一層吸い上げる巨大なストローになりかねないと批判した。
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問 ── 00:13:08 量子やAI、半導体、バイオなどの先端技術は国家安全保障および経済安全保障の中核である。本構想において技術流出を防ぐセキュリティ確保や、同盟国との連携、民生用技術の管理方針をどのように統合し国家戦略として位置づけるのかを問う。答 ── 00:14:22 特定の産業分野に限定するものではないが、支援対象に経済安全保障上の技術が含まれる可能性を踏まえ、外為法等の厳格な貿易管理や、政府が策定した研究セキュリティ確保の手順書に則り、安全管理に万全を期す旨を説明。補足 ── 国家の命運を分ける先端技術の流出を絶対に防ぐためにも、安全保障上の重要項目には極めて厳格かつ実効的な対応を行うよう強く要請した。
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問 ── 00:15:24 過去の大型プロジェクトのように、失敗した際にも予算が付き続けて膨大な維持費のみが将来世代の負担となる「負の遺産」化を防ぐため、将来の維持管理コストの見通しや客観的な撤退基準(KPI)、さらにプロジェクト失敗時の政治的・行政的責任の所在を厳しく追及。答 ── 00:16:35 運営法人は入居者の利用料や出資金等で自立的・持続的な収支構造を目指す。撤退等の見直しについては先行活動や海外事例を参考にKPIを検討中だが、仮定の質問には答えかねる。ただし、成果が出ない場合は原因を分析して見直しを行い、責任は生じた状況に応じて担当大臣が適切に判断する旨を答弁。補足 ── あらかじめ明確な撤退ルールや責任の所在を示さず事後判断とする姿勢を批判し、1周も2周も遅れた「ハコモノを作ればシリコンバレーになれる」という破綻したスタートアップ幻想を捨て、国家主権と国民益を最優先に据えた抜本的見直しを求めた。