【国会中継】「参考人質疑」参議院議員 安藤裕 国会質疑 令和8年7月14日 参政党
登壇議員:安藤裕
参議院
💡 審議要約
日本のインフラ老朽化が深刻化する中、国土強靭化やメンテナンス予算が当初予算ではなく補正予算に偏る構造的問題から、持続可能なインフラ維持のための予算確保と国民への啓発活動のあり方について議論が始まりました。安藤裕議員の鋭い追及に対し、参考人からは徹底的な情報公開による「見える化」の重要性や、下水道の急激な腐食という技術的課題、さらに人口減少社会における下水道から浄化槽への移行に伴う省庁の縦割り行政の弊害が浮き彫りとなりました。最終的に、単なるインフラの維持拡張に留まらず、将来の居住密度に合わせた最適な技術の選定と、国交省・環境省にまたがる省庁横断的な予算制度の迅速な再構築が国民の生活を守るための極めて重要な課題として着地しました。
❓ 質疑応答 (Q&A項目)
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問 ── 01:02 東日本大震災後に提唱された国土強靭化やインフラメンテナンスの予算が、当初予算ではなく補正予算にばかり計上されている不健全な現状を指摘し、我々の生活基盤を根本から支える公共事業予算の確保に向けて、インフラ維持の重要性をどのように国民に広め、予算を継続的に確保すべきか見解を質す。答 ── 01:52 公共事業の予算を単に増やすこと以上に、インフラの老朽化度合いや維持管理コストを他自治体と比較可能な形で徹底的に「見える化」し、国民が日常的に当事者意識を持ってインフラ維持に関心を持ち続ける仕組みを構築することこそが、適切な予算編成プロセスを支える根本であると答弁。補足 ── 次世代に健全なインフラを適切に継承していくことは我々世代の最大の責務であり、予算確保の裏付けとなる国民的な合意形成と重要性の共有をさらに進めていく必要があると強く主張した。
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問 ── 04:16 下水道管を急激に劣化させる「硫酸による腐食被害」について、昭和30年代における初期の敷設当時にその危険性や劣化速度が予見されていたのか、またこれまでの技術的な教訓がどのように現在に活かされているのかを厳しく確認する。答 ── 04:48 敷設当時はこれほど急速な腐食は想定されていなかったが、下水内の硫化水素が揮発しやすい特定の重要箇所で腐食が進行しやすいことが判明したため、こうした問題を一つ一つ解決してきた「経験工学」の教訓を活かし、国を挙げてより耐久性の高い下水道インフラへと改良していく使命があると答弁。補足 ── 実際の現場から得られた過酷な劣化データや教訓を確実にフィードバックし、国民の生活衛生を支える下水道技術の向上と効率的な維持管理を強く要望した。
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問 ── 06:06 自治体の使用料や地方債による財源確保に限界がある中で、国補助金や地方交付税の増額といった安定的財源を投入することは、インフラの強靭化だけでなく、地域企業の雇用維持や地方創生(地域経済の活性化)の観点からも極めて有効ではないかと政府・参考人の見解を問う。答 ── 07:09 財政支援は重要であるが、人口減少と過疎化が極端に進む社会においては、将来使われなくなる地域へ旧来の公共下水道を維持・拡張し続ければかえって地域に過度な財政負担を残すため、国土交通省が管轄する公共下水道から環境省が管轄する合併処理浄化槽(分散型処理)への転換が必要であり、国交省と環境省の縦割り行政や交付金制度の壁を打ち破る調整が急務であると答弁。