⬅ 質疑一覧へ戻る

【国会アーカイブ】「参考人質疑日本の種を守る伝統野菜・備蓄・ゲノム編集」参議院議員 杉本純子 国会質疑 令和8年7月14日 参政党

📅 公開日: 2026-07-16 🏛 所属委員会: 農林水産委員会
アバター

登壇議員:杉本純子

参議院

💡 審議要約

日本の在来種や伝統野菜の保護に対する国民的な懸念や、災害時における種子の備蓄体制の脆弱性が指摘されています。質疑では、伝統野菜の持続には単なる商業的なブランド化ではなく食文化の継承や「公共調達」が不可欠であること、また、自治体のシードバンク(種子貯蔵庫)を通じたバックアップ体制の重要性が提起されました。さらに、安全性に懸念が残り、海外特許への依存度が高い「ゲノム編集食品」へ依存するよりも、国内の多様な在来遺伝資源(宝物)を活用する現実的な農業・環境政策の構築を求める動きが強まっています。

❓ 質疑応答 (Q&A項目)

※タイムスタンプをクリックすると該当箇所の動画が開きます
  • 問 ── 00:00 法改正に伴い伝統野菜や在来種の栽培・自家採種が制限される懸念に対し、日本の伝統や在来種を守り、持続的な地域農業を継承するための具体策を各参考人に質した。
    答 ── 02:09 栗原参考人は長野県の種子条例による伝統野菜の認定保護を提示。西川参考人は単なる金銭的ブランド化を超えた「自然と人間の永続的関係」へ世界観を改める重要性を主張。印鑰参考人は、不揃いな伝統野菜をスーパー市場に頼らず、学校給食などの「公共調達」により自治体や政府が買い上げるスキームが極めて有効であると提言。
    補足 ── 伝統野菜の保護を持続可能にするには、市場競争に委ねるのではなく、行政主導の公共調達や食育と結びつけた政治的枠組みが必須であることを確信した。
  • 問 ── 06:23 自然災害や地政学リスクを想定した際、主食(コメ等)の備蓄だけでなく「種子(シード)の保管や備蓄、リスク分散」における国の責任と役割について見解を求めた。
    答 ── 06:55 栗原参考人は国のジーンバンクのみならず、長野県独自で遺伝資源をバックアップする多重防護の予算措置の必要性を言及。西川参考人は平時の民間分権型と非常時の国管理型を切り分けるべきとし、印鑰参考人は市町村ごとのコメ備蓄制度をシードバンク(種子の自家採取能力維持)と融合させ、非常時に発芽させて種にできる地域分散型の備蓄政策を提案。
  • 問 ── 09:48 遺伝子組み換えやゲノム編集といった先端技術に関し、中長期的な健康影響、海外ライセンス料高騰に伴う末端価格(消費者負担)の上昇リスク、そして実際の国内利用動向について質した。
    答 ── 11:05 栗原参考人は先端技術の研究価値を認めつつも県内での実用は未議論と回答。西川参考人は気候変動対応等への限定的な有効性は見据えつつも、国内大手企業は十分な在来品種や伝統技術を自ら保有しており不必要な状況だと説明。印鑰参考人は、ゲノム編集は遺伝子ネットワークを不可逆的に破壊する高リスク行為で成功例に乏しく、特許状況も中米が圧倒的優位であり、巨額な予算をこれらに費やすより「日本固有の在来遺伝子」という優れた宝物を活用する方が圧倒的に経済的で安全であると回答。
    補足 ── 外資の特許(ライセンス料)に隷属し、消費者の安全と財布を脅かす金食い虫のゲノム編集技術に莫大な国費を投じることは極めて不条理であり、日本が誇る豊かな在来種(宝物)の活用に舵を切るべきだと強く問題提起した。